ビギナーの道しるべをご覧頂きまして、ありがとうございます。
前回まで主に、馬の能力を中心として、「強い馬を強いと言えること」、「的中率を上げること」の重要さなどをお伝えしてきました。

現在、私の予想理論には以下の三つの柱があります。

1.能力分析(過去最大能力値を算出する項目)
2.条件・展開分析(外部要因変動値を算出する項目)
3.リスク・状態分析(内部要因等変動値を算出する項目)

これらの柱の更に具体的な予想要素として、SHP、血統、走法、馬体、BPR、コース、騎手、バイアス、リスク、調教、軸格付けなどがあるのですが、これらの総合評価によって、精度の高い予想を行うよう努めています。

この予想理論マップで説明すると、ビギナーにおいてご紹介した部分は、能力分析の一部と、条件・展開分析のさわりだけになります。ビギナーだけの知識では、落し穴に嵌ってしまうような部分もあります。例えば、強いはずの馬が弱いはずの馬に負けてしまうことが起こるでしょう。

その時にどう考えるかで、将来の予想力は天と地の差になっていきます。能力重視は割に合わないからダメだと単純に考えてしまうか、敗因等を徹底的に分析していくか。必ず、そこにビギナーを脱皮して中級者に至る鍵が潜んでいます。

温故知新という言葉がありますが、これまで貴方が、名前は知っていても予想において無視してきた予想要素に、光があたることもあるでしょう。

私は馬柱データ派から能力指数重視の正統派予想に変わり、様々な予想要素を消化しながら進んできました。血統から入った達人の方や、馬体から入った達人の方などは、それぞれの予想要素においてビギナーとしてこれだけはおさえておくべきというものがあると思います。

想像してそれを書いても良いのですが、予想活動に時間を集中するために、とりあえず今回は自分の成長において不可欠であったと自信を持って語れる部分までで中断させて頂くこととします。

機会があれば、他の予想要素におけるビギナーのための道しるべや、中級者のための道しるべ(過去の若駒戦予想においてテーマになったことが盛りだくさん)も、どこかで書いてみたいと思いますので、今後のスカイポットの活動をご支援いただければと思います。

ここの予想をご覧頂きながらご自身でお考えになることを繰り返せば、アウトバーンを突っ切るように中級者までもあっという間に通過できるかもしれません。

2011.08.03