当ブログでは、「競馬予想の芸術化」を目指す上で、予想内容の開示を訴えてきたところですが、議論の過程において、自分が行ってきた予想文の開示(芸術点の評価)についても触れてきました。
また、先日は「競馬及び競馬ファンの社会的地位向上に係る検討」と題して、
A.競馬ファンの予想に対する理解水準を上げる
B.予想家等は、読者に対し、有料サービスに勧誘するため又は注目を得るために、真実の実績を誤解せしめる虚偽の実績開示や誇大広告を行わない
C.予想家等は、競馬(予想)の文化的発展や社会貢献を念頭に置く
などを提示させて頂きました。
ただ、私が求める理想と現実では相当の隔たりがあること、及び、予想理論の公表については(手の内を明かすことであるため)相当の反対が見込まれること、よく例えに出している将棋の世界においても棋譜は公表されるが思考過程までは公表されないことを鑑み、当面、競馬予想のイメージアップのために予想家等に求めるべき課題は以下のとおり考えます。
1.一定の予想を事前公開すること(有料で予想配信を行っている予想家等については、配信予想のうちの1部)。
2.的中率や回収率等の成績を用いて自己の成績を広く公表する場合には、上記1.の事前予想にて公表したもののみで算出されたものとすること。なお、買い目(あるいは印の場合は成績の計算方法)まで記述しておく必要がある。
これだけであればできるという業者・予想家はいないでしょうか。やってみるということであれば、予想成績開示のルールや様式を使ってみて頂ければと思います。
→競馬予想家協会
2012年05月12日