以下の記述は、ワックスムーン氏との半年以上昔のやりとりです。
競馬を真面目にやろうという方を減少させてしまう恐れがあると考えたため、公開せず眠らせておりました。
しかしながら、次の記事の関係から、問題提起をするためにUPします。

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あと、競馬にかかる「税金」の問題はネックだな~と思っています。
ワックスさんはもちろんご存知かと思いますが、下記サイトのとおり、
http://www.zeikin-taisaku.net/2008/03/post_158.html
現在の税法上、競馬での儲けは一時所得として扱われ、「年間」に、払い戻しを受けた金額から、当該払い戻しを受けるために直接要した馬券代を引いた金額の累積額から50万円を引いた金額が正である場合に、税金がかかる建て付けとなっています(損益通算はできません)。
しばらくの間、私は、1レース単位で50万円の控除があると誤解していたので、余程大きく儲からなければ課されないものと思っていましたw
ちなみに、宝くじが当たった場合には、別の法律によって配当額に税金がかからないようになっています。

この建て付けは、普通に年間50万円以上の馬券購入者は、トータルとんとん程度であるにかかわらず税金がかかる可能性が生じます。例えば、トータル10,000円購入したレースで、1枚的中馬券を得て、それが1,000円⇒10,000円の馬券だったとすると、全体の収支はプラマイゼロですが、税金の計算において、「払い戻しを受けるために直接要した馬券代」は1,000円であり、9,000円プラスとされるそうです。ですので、年間収支がマイナスであっても対象になる可能性が十分に起こり得ます。
(何だか、たくさん馬券を買ってはならない、ギャンブルに現をぬかしてはならない、という意思が感じられます。この建て付けのままであれば、ハイローラー優遇措置なども容易にはできませんし、馬券売上げの向上、競馬の振興などにも一定の制約を受けます^^;)

それゆえ、競馬ファンもちろん、馬券師・予想家を自称する方は特に、自分の馬券収支を隠す必要があるわけで、予想家にとってもその実績開示を渋る理由になるのです。私も、このような面から、予想について、自分がこの通りに買うかはわからないと記載した上で、一定の払い戻しを受けた後は予想だけしかせずに馬券は買わないとしなければならなくなります。

これがわかったところで、自分のような考えを持つ人しか開示などできないのではないかと考えられ、予想芸術化のやる気が正直、かなり落ちました。
透明化させるには、理想は宝くじのように一時所得の対象から外すか、最低でも損益通算を認める必要があります。どうしたら良いのでしょうね~。

(ワックスムーン)
おおーーーー!!
税金のことは考えたことなかったわw
課税対象というのは知っていたけど、自分も対象になりうるというのは考えもしなかったな。。。w
安易に当たり馬券アップとかはしないほうがいいのかもしれないね。。。
成績の開示もこれを隠れ蓑にされる可能性もあるし、確かに正論なだけに、うーんとなってしまいそう。

しかし、実態として申告されてない訳だから、税収に影響はない訳だし、元々国の収益源なんだから、そこは法改正してもらいたいね。
なんか二重に取られる感もあるしねw

まあ、殆ど競馬の税金の話は問題にされていないので、法改正は夢物語だろうけども。

(スカイポット)
馬券の一時所得について、過去の国会会議録を調べてみましたが、緩和しろという意見は皆無ですね(ただ、実際取れるのかという点は議論となっています)。法改正は夢物語か。。
重要なところでグレーゾーン部分があるのは残念な限りで、まだ、(国庫へ行く分として)控除率を1%上げるから所得税は免除とでもしてくれたほうがありがたいかもしれません。

予想家は、自分は馬券を一定程度までしか買いませんとしないと、どこかしらで突っ込まれますよね。
とりあえず私はそうするしかないけど、それが残念。。
例えば、以前やりとりしたマスター氏が、予想したレースの馬券は全て責任持って買うと表明していましたが、そうすると予想及び成績をUPできないということでしょうか。やってみればわかるって言っていたのはこのことなのかもしれません^^;
自分としては予想したレースの馬券を全て買っていると言って開示しないよりは、全て買っていませんと言って開示したほうがまだ良いと思います。

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つづく

2012年11月28日