さて、ダービー回顧において、「3歳戦では心身状態と成長力が重要」ということを発見し、馬体や調教を学んでいくモチベーションがついたところですが、その前に、まずは2歳戦の公式シーズンで結果を出さなければなりません。

公開ベースで十分な的中率と回収率を出しているので、いつも通りのことをすれば結果はついてくると思っていますが、より成績を向上させたいところです。そのためにまずは、現状分析をしていきましょう。過去七期分の総合成績は以下のとおりです。

総合 予想レース数342、的中率47.7%、回収率132.9%
(以前の公表から的中率が0.2上昇したのは、第一期の予想レース数が誤っていたため(74→73))
次に、コース別に分けてみると下記のとおりとなります。

東京 予想レース数69、的中率46.4%、回収率136.3%
中山 予想レース数71、的中率49.3%、回収率75.6%
京都 予想レース数77、的中率44.2%、回収率138.3%
阪神 予想レース数45、的中率35.6%、回収率85.2%
札幌 予想レース数24、的中率37.5%、回収率164.2%
函館 予想レース数1、的中率100.0%、回収率289.7%
福島 予想レース数15、的中率80.0%、回収率214.5%
新潟 予想レース数12、的中率58.3%、回収率109.7%
中京 予想レース数6、的中率33.3%、回収率41.3%
小倉 予想レース数22、的中率68.2%、回収率328.5%

これを見ますと、夏場を中心に開催されるローカル競馬場を比較的得意としていまして、中央開催地の馬場では東京と京都を得意としています。一方、回収率100%を割っている中山、阪神、中京の3コースを苦手にしていることがわかります。

中山は以前からお荷物感がありましたが、阪神も第七期の10万超プラスがあってこれですので深刻です。馬場の怪は第二期だけではなく、低濃度で影響を受け続けていたのかもしれません。

苦手な競馬場のうち中山と阪神の共通点は、直線に急坂があることでしょう。また、的中率が30%台と低い札幌も含めて考察すると、馬場が重いコースです。これらの条件においては、指数予想がそのままでは決まりにくいことを示しているのだと想像できます。

現在では、第四期で発見した剛力SHPのパワー型も含め、タフ系SHP馬が指数通りに走らないことと、第七期で発見した走法が坂に対応できないタイプの馬(コンプリートが典型例)が、パフォーマンスを大幅に下げることが影響していると理解できます。ただし、数値としてどれくらいの影響が出るかについては、まだ検討が必要ですが。

あと、中京競馬場については、バイアスができるからなのか、不振の理由がよくわからないのですが、まだレース数も少ないですし改装されますから、意識する必要はないかもしれません。

以上から、当面の対策としては、公式予想を行うレースは、東京・京都・福島・新潟・小倉から多めに選び、またこれらのレースでのレートを高めに設定する作戦でいきたいと思います。

「平坦かつ軽い馬場は天星指数の得意とする条件。場合によって勝負可能」

2011.06.02