最近、本屋で水上学氏の「口アングリー」を読みました。
その中で、JRAとの意見交換をしている項があったんですが、水上氏が訴えていたのは「場内アナウンス(締め切りの放送)をもっと行うべきだ」という提案でした。
僕が考えるにJRAの放送が今以上に繰り返されたら煩いと思いまして、実際、JRAの担当者も、まさに館内を静かにというニーズもあるという風に回答されていました。
折角JRAと意見交換をする場を設けているのに、何でそんなことを訴えているんだと、僕のほうが口アングリーでした(苦笑)

 僕がJRAに要望したい事項を書いていきたいと思います。とりあえず、これまでに書いたものをここでおさらいしておきます。以前書いた文章を転載します。

「…胴元に期待するのは客に対するより良いサービスの提供であり、馬券勝負する客(1Rの購入額が一定以上)や年間トータルの馬券購入額が一定以上の客に対してより上位のサービスを提供することだ。

 例えば、1回に10万や50万以上の馬券を買うための窓口を作って、そこで馬券を購入した人に今後の開催の指定(エリア)席券を配るのはどうだろう。元々、10万の馬券を購入してくれればJRAには2万5千円の利益が出るのだから、相当高額の指定席券を販売しているのと同じにもかかわらず、今まで更に別途料金を払わなければならなかったファンはおそらく歓迎するはずだ。JRAがそのために準備するのは、指定席の一部のエリアだけで良いし、先着順にすれば人数だけ数えておけば席の管理をする必要もない。これが好評なら、1フロア全てこの形態にしても良い。50万の馬券を購入した場合は、普通の指定席券5枚か、G1デーの指定席券1枚を選べるとか、そもそも普通券を5枚溜めればG1の券と交換できるシステムにしても良い。G1を良い席で観たいと思うファンは多いから、強い馬の複勝の元返しでも買って50万を払うだろう。JRAにとって損なことは何もないし(指定席代で10万だし)、学生相手に席取りダッシュをする気にもなれない大人のファンにとってはありがたい。まあ、10万なら私も買えるが、1度に50万となると結構シビアに感じる一方、100万でも買える人もたくさんいると思うので、バランスをどう取るのかが難しいかもしれない。これを更に膨らませて来賓席やダービー・有馬記念の日は混むので普通券10枚とかにするのも面白い。

 例えば、外れ馬券にポイントをつけてみる。100円で1ポイント。それが、1500ポイント溜まれば指定席券と交換(高額購入を促すため、前段の1度に10万購入する場合よりは当然低く設定されるべき)。これを導入すれば、少なくとも馬券のゴミはなくなるし、ゴール前で馬券を投げる迷惑行為も自然消滅する。払い出し窓口で拾った不的中馬券を入れ続ける怪しく情けないオヤジもいなくなるから雰囲気が良くなる。モラルに訴えるには限界があるから(特に前者は「清掃員のおばちゃんの雇用創出のため」と言い訳する人もいる)、このようなシステムを導入してはどうか。」

 たくさん商品(馬券)を購入する客に対してはより良いサービスを提供したほうが良いというのは、民間では当たり前の話だと思います。

 それで、一番反映してもらいたいことは、指定席なんです。僕も大したことはないですが、年間に100~200万円の馬券を購入しています。小遣い程度で馬券を買っている学生等と比べたら、大分貢献しているかと思います。で、もちろん競馬が大好きなので、色々な競馬に興味のある競馬初心者を競馬場に連れてくることがあるんですが、その時にできるだけ良いイメージを持って貰いたいと考えると、より環境の良い指定席に連れていきたいんですね。その時に、多少頑張って高額の馬券を購入することで、手配可能なら僕はいくらでも堅軸馬の複勝をバカ買いします(笑)

 未来の競馬ファンを取りこめるかという重要なポイントでもあるんですよ。しかも、購買意欲を高めることができ、馬券の売上げに直結します。自分自身、良い提案だと思います。
 

 学生時代には早朝から開門ダッシュをよくしていましたが、それなりに年をとってくると、最早そんな気にもなれず、でも良い席で競馬を見たいじゃないですか。

 ぜひとも考えてほしいことですね。

2009年09月16日