競馬というと、あなたはどんなイメージをお持ちですか?

 
 あなたが競馬ファンなら、それほど悪いイメージはすでに持たれていないと思いますが、競馬の一般的な見られ方というのは、悪い意味でのギャンブルなのだと思います。未来の結果(偶然を含む)について賭けるのでギャンブルなのは当然そうなんですが、「競馬=ギャンブル=危険⇒悪」という安易な図式で捉えられてしまうことが多いように感じます。お金の絡む世界なので、柄の悪い人もいますし、それで身を崩す人もいるのが現実ですが、大多数の人は自分の賭けられる金額をわきまえながら「夢を買う」娯楽として競馬をやっています。「夢」は人それぞれであって、金儲けに限るものでもありません。私の場合は、自分の予想が結果を見通していれば、賭けているorいないに関らず嬉しい。夢というと何だか大げさで奇麗事のように聞こえるかもしれませんが、目標を持って何かに取り組むことというのは、毎日を生きていく上で結構な力になるものです。金銭感覚を失わないという条件付きで、私は「競馬(ギャンブル)=夢⇒前向き」と捉えてもらいたいと思っています。

 また、ギャンブルは楽して金儲けをしようと考えているから汚いというイメージもあるかもしれません。しかし、宝くじのような偶然のみで当たるものを除けば、多くのギャンブルは儲けるためのノウハウがあり、努力なしに継続的に儲けることは不可能です。非生産的なのは、他のスポーツや芸術などと同じです。悪いイメージはその人の人生のめぐり合わせにより得た価値観なので、しょうがないかなという気はします。競馬をしたことがないにもかかわらず悪いイメージを抱いている方は、競馬が好きな人に競馬場に連れて行ってもらっていただきたいと思います。そこから先はあなたと競馬との「縁」次第ですが、これを機会に興味を持っていただけたら幸いです。

 金銭感覚が条件となるので、競馬である程度のレベルに至っている人はストイックな方が多いように思います。そして、各人それぞれが自分の予想に信念を持っており、他人もそうであることを知っているから、自分の考えを他人に押し付けることはせず、相手の競馬観や予想を基本的に尊重します。おれはおれ、お前はお前といったところでしょうか。大勢に流されていては負けるのが競馬であり、時々の選択で自分を信じなければなりません。

 野球やサッカー等のスポーツではスタンドで応援団とともに盛り上がり、一緒に一方のチームを応援しますが、負けてしまったときに自分が反省することはありません(自分の応援が足りなかったから負けたと思う人はいないという意味です)。みんなで悔しがったり、監督や選手を愚痴ったりします。競馬はその点、レースが終わったとき、勝った者ははしゃぎ、負けた者は呆然となり、一緒に見ていた友人間でも明暗が分かれます。「的中(勝ち)」は必ず単勝にも複勝にも、ワイドにも馬連にも、どこかに潜んでいて、その選択権は自分にあります。だから、負けたら自分が馬鹿だったというわけで、酷く落ち込むこともあります。これは「自己責任」ということですが、馬券購入者はこれを前提で馬券を買います。だから負けても「おかしい、金を返せ」などとは言いません。自己責任を皆わかって勝負しているのははなかなか往生際がよい世界だと思います。精神的に自立した大人の娯楽なのです。

 競馬にはリスクがありますが、そのぶんのリターンもあります。まず、ネタが豊富でドラマ性が高いこと。毎週土日に、新馬、短距離、マイル、中距離、クラシック、古馬中長距離などそれぞれの路線が進んでおり、株、宝くじ、toto、競馬、競輪、競艇、パチンコ、麻雀などのギャンブル、又、趣味になり得る多くの娯楽・スポーツの中でも競馬の更新度は屈指です。と同時に、キーレースがわかってくれば冬や夏の競馬(GIがない)を見ていなくても、トライアルレースが行われる頃から復帰できるのも魅力。またブラッドスポーツである競馬は、「親が勝てなかったダービーを子供が勝つ」みたいな因縁めいたことが話題になったり、自分が応援していた馬の子供が走ったりして様々な思い入れができます。レコード、記録、ジンクス。それを乗り越えていくスポーツならではの感動も味わえ、毎年、新しい世代がクラシックを戦い、音楽のように自分の思い出を時代に刻んでくれます。

 あまり知られていないかもしれませんが、競馬の規模は趣味になり得る多くの娯楽・スポーツの中で最大級です。競馬をやっているといろんな環境に行っても競馬仲間がすぐできまして、なにやら皆どこかしらに公の場で認められにくいギャンブルの後ろめたさを感じているのか、強力な引力が働くようです(苦笑)。競馬を趣味にする潜在的な友人は相当数にのぼるはず(↓あくまで目安の参考)。

参考:Yahooサイトでの検索ヒット数(2004年7月25日→2017年2月12日)
 株  12469357→361,000,000
 サッカー7396314→210,000,000
 野球  7021589→248,000,000
 ゴルフ 6659564→562,000,000
 競馬  4699021→ 86,700,000
 toto  3849505→247,000,000
 スキー 3225779→146,000,000
 テニス 2717095→143,000,000
 パチンコ1894068→ 69,800,000
 陸上  1503549→ 73,100,000
 麻雀  1374972→ 51,500,000
 プロレス1063425→ 35,500,000
 パチスロ1061008→ 25,500,000
 マラソン 970406→157,000,000
 水泳   905903→ 51,700,000
 ラグビー 874850→ 37,200,000
 柔道   847485→ 36,700,000
 バレーボール 785801→ 37,900,000
 宝くじ  763312→ 23,100,000
 相撲   721036→ 27,700,000
 卓球   655010→ 43,300,000
 空手   612639→ 41,300,000
 ボクシング  571177→ 28,900,000
 バスケ  524951→ 42,700,000
 ビリヤード  392513→ 10,400,000
 競艇   333729→ 7,040,000
 ボウリング  311896→ 19,100,000
 バドミントン 300609→ 39,100,000
 ロト   300483→ 8,350,000
 競輪   237806→ 15,000,000
 アイスホッケー  128970→ 9,380,000
 合気道  113670→ 3,340,000
 オートレース   39955→ 3,280,000
 ポーカー       → 10,700,000

 あわよくば儲けることができることも競馬のメリットです。お金のかかる趣味・娯楽は山ほどありますが、趣味として楽しみながらお金がもらえる可能性があるのはおいしい(自分が苦労して予想した結果がお金になるんです!)。競馬場は入場料200円で朝から夕方まで行楽でき、遊園地よりも安上がりになることも。

 やるからには勝ちたいというのは競馬をやっている誰しもが考えることですが、控除率20~25%の競馬で勝つことは難しい。普通に数打ちゃ・・・でやっていたらほぼ必ず負けるでしょう。それでもこの控除率は他のギャンブルの中ではマトモなほうなのです。宝くじやtotoの控除率は50%超にもなります(宝くじは一発が大きすぎるために通常感じられる控除率は75~80%です)。そんな世界に入り敢えて困難に挑む、これはひとつの格好良さですが、一方無駄な困難に挑むのが馬鹿に映ることもあります。どうしたら競馬で勝てるのか、そもそも本当に勝っている人はいるのか、勝てる理論があるならそれはどんなものなのか、必勝法はあるのか等、私が初期の頃に抱いた興味と同じ好奇心を持たれる方は多いでしょう。

「競馬で勝つこと、勝ち続けることは果たしてできるのだろうか?」

 この問いは実際に競馬をやる人はもちろん、やらない人にしても興味深いものでしょう。今の私は自信を持って「可能」と言わせていただきます。自分のレベルがその水準に達しているかは貴方のご判断に委ねますが、メルマガの若駒戦の予想を見ていただければわかると思います。
 まず、意識していただきたいことは、競馬は全く偶然のギャンブルではないということです(もちろん偶然性が全くないという意味ではありませんが)。同じ馬はデビュー2,3戦目を過ぎれば一気に強くなるということは少なく、大抵の波乱は大衆の評価が間違っていたり、条件や展開による影響によります。競馬には様々に検討しなければならないことがあるのです。

 先ほど、ここから先はあなたと競馬の「縁」と言いましたが、私とこのサイトがその「縁」をつなげていけたら嬉しいことであるし、是非お任せいただきたいと思います。予想技術を身につけて、実際の競馬場で競走馬の美しさと自分の予想で馬券的中したとき喜びを是非感じてほしいものです。

 競馬中級者以上の方は、当然競馬で考慮すべきアナログ的要素についてはすでに知っているでしょうが、走法の領域にまで入っていった私の予想理論や、独自の指数(精度は業界でも屈指だと思います)、データアートはお役に立つのではないかと思います。

 ここまで長々と読んでいただきありがとうございました。

「より美しく、洗練された競馬予想を求めて」
 その思いで突っ走るスカイポットに興味を持っていただければ幸いです。
 予想や情報は全て無料ですので、ご活用ください。
 競馬を正しく理解してもらい、ファンをもっと増やせたらと思っています。
 今後ともどうぞよろしくお願いします。

 (最終更新27.02.12)